はいさい!ヽ(=´▽`=)ノ♪
札幌市と帯広市で「第8回アジア冬季競技大会」が開催されました。
日本での開催は2003年第5回青森大会以来14年振り4回目。
久々の地元開催なので行ってみました。
(開会式はドリカムのミニライブが目当てですけど・・・)
開会式(2月19日、札幌ドーム)
地下鉄が込みそうなので早めに地下鉄東豊線福住駅に到着。
ガチガチに固まった氷のような雪道をコケそうになりながらすり足で歩いて15分ほどで札幌ドームに到着。
まだ人影もまばらです。
入口では結構厳しめの手荷物検査を行っています。
バックの中身をすべて出して検査します。
液体の飲み物はすべて没収。
ただ、金属探知機は無いので凶器は持ち込めそうです。(ダメですよ!)
手荷物検査が済むと「検査済」のワッペンがもらえます。
各自で洋服の胸や腕のあたりの見えやすいところに貼ります。
写真左側がメインステージ
ステージに向かって左側、床が白いエリアが自衛隊音楽隊と札幌交響楽団が演奏する所。
お客さんはまだ1割も入っていません。
今回、ドリカム目当てなのでアリーナ席を予約しました。
札幌ドームの場合、アリーナに行くためにはスタンド席の上の方から下まで降りなければなりません。
帰りは逆に、またこのスタンドを登ります。
僕たちのような、ほぼ還暦のオジーとオバーにはツラ過ぎます。
ヾ(´ε`;)ゝ ふぅ。。。
開会式の式次第は次のような感じ。
【式次第】
■オープニング (札幌交響楽団の演奏)
■第1部:式典
開会宣言、選手入場、選手宣誓
スノーボード大回転の表彰式
■第2部:歓迎パフォーマンス
①アイヌ民族の舞踊
②YOSAKOIソーラン・札幌平岸天神の演武
③道内プロスポーツチームからチアガールのダンス
④聖火点灯
■第3部:歓迎ライブ(ドリカム)←お目当ては最後
写真も動画も撮影はダメです。
「撮影NG!」のプラカードを持ったチェック要員の方々がウヨウヨ徘徊して、撮影しようとしている人を見つけると猛ダッシュでやってきて注意されます。
彼らの目をかいくぐって撮影するのは至難の業。
上の写真はスマホで盗撮した奇跡の2枚。(よい子はマネしないでネ)
アリーナ席からだとステージの上が今一つ見づらい。
後で、家に戻ってからTV録画した開会式を観て「あ~ぁ、なるほど、こんな感じだったのね~」って。
TVはすごいね。現場に行くよりも全体像がつかめて解説も入るのでわかりやすい。
最後に30分ほどドリカムのライブ。
ライブ中、周囲のお客さんは9割くらい総立ち。
(全員じゃないと「総立ち」とは言わないか?)
吉田美和さんも「ヘイ!ベイビーズ!今日は短い時間だけど楽しんでいってね~」って言われても。
(注釈:ドリカムはファンのことを「ベイビーズ」と呼ぶらしい)
一応、アジア各国の選手や関係者の歓迎が目的のライブなので「ようこそ日本へ~!!」みたいなメッセージがあってもよさそうな気がしますが・・・。
確かに、ここに居る人たちの中にはドリカムのファンの方々も多いとは思います。
見渡す限り美和さん(51歳)と同年代と思われるおばちゃんばかり。
もう「ベイビーズ」って呼ばれるのが恥ずかしいお年頃。
でもまぁ、ライブは楽しかったので「良し」としましょう。
スピードスケート(2月23日、帯広の森スピードスケート場)
スピードスケートは帯広開催、しかも無料なので開会式よりも気軽に見に行くことができます。
競技は20日(月)~23日(木)の4日間開催。
気になる競技は、地元十勝出身の高木菜那・美帆姉妹が出場するマススタート(23日)。
マススタートは2年前のワールドカップから採用された新しい競技種目のようです。
冬季オリンピックでは来年の平昌オリンピック(韓国)から正式種目に採用されます。
ルールはまだあまり分かっていません。
おいおい勉強することにします。
女子のマススタートは14時からなので30分前くらいに到着するように向かいます。
ツレのT☆Nobuが2日前、21日の競技を観に行っています。
その時は、帯広駅南口のとかちプラザから出ている無料シャトルバスを利用したとのこと。
その日の帯広の森スピードスケート場の駐車場は満車だったので、僕もシャトルバスを利用することにします。
とかちプラザ前からシャトルバスに乗ります。
バスの正面に見えているのは帯広駅。
帯広の森スピードスケート場も初めて来ました。
日本で2番目にできた屋内スピードスケート場だそうです。
(1番目はどこなのか知りません)
手荷物検査があります。
開会式ほど厳重ではありませんが一応バックの口を開いて中を見せます。
スポーツタオルやバッチを販売しています。
大会のキャラクター・エゾモモンガのエゾモンが出迎えてくれます。
ホームストレッチに観客席が設けられています。
地元の女子高生もボランティア・スタッフとして、表彰式などのお手伝いをしています。
スタート前、アップをするキム選手(韓国)。
約2週間前、韓国の江陵で「2017世界距離別スピードスケート選手権大会(プレ五輪)」が開催されています。
その時のマススタートで金メダルを獲得したのが、このキム選手。
今大会も金メダル最有力候補です。
突然ですが、韓国ではおばぁちゃんになるとかなり高い確率で演歌の大御所・北島三郎先生のようなパンチパーマの髪型になるそうです。
(台湾のツアーガイド・張(チョー)さんからの(不)確かな情報)
金パツのキム選手も将来パンチパーマになっちゃうのでしょうか?
他人(ひと)事ながら心配です。
話を戻して、その大会のマススタートで銀メダルだったのが、日本の高木菜那選手です。
今大会の女子マススタートのエントリーは当初12名でしたが、カザフスタンの選手が一人出場をやめました。
国別の構成は、日本3名(高木菜那・高木美帆・佐藤綾乃)、韓国3名、中国3名、タイ1名、カザフスタン1名の11名。
スタートの時間が近づいてきたのか、各選手がなんとなくスタートラインに近づいてきます。
3番の中国選手は笑顔です。
あまり緊張感が感じられません。
あっ!スタートしちゃいました。
ちゃんと構えてスタートした人は一人もいません。
棒立ちのまま何となく滑り出しました。
ヘルメットに番号が表示されていますが、1番の選手だけヘルメットが赤色です。
マススタートのルールでは、「スタート直後の最初の1週目は良い場所を取るための加速してはいけません」と規定されています。
スピードスケートのレースで「スタート直後に加速するな」とは、かなりの無理難題、加速しないと前に進みませんよと突っ込みたくなりますが、要するに「1番の赤いヘルメットの選手を追い越してはいけません」と言う意味のようです。
1番の赤いヘルメットの選手がゆっくりスタートし、その後ろを残りの選手がついていきます。
徐々にスピードが上がてきます。
高木菜那が2番手に上がってきました。
マススタートは1週約400mのリンクを16周します。
距離的には約6400m、結構な長距離です。
あんな感じのスタートになるのは何となくわかる気がします。
各国の選手、特に韓国の選手たちは、高木菜那選手(12番)を後ろからマークしています。
高木菜那選手(12番)は、集団の先頭に出た後、徐々にペースを落とします。
そして、コーナーでコースの内側を開けた瞬間、高木美帆選手(4番)と佐藤綾乃選手(7番)が一気に集団から抜け出しました。
抜け出した二人の日本選手を、韓国のキム選手(8番)が追いかけようとしましたが、高木菜那選手(12番)がスピードを上げないので、キム選手(8番)も追いかけるのをやめました。
高木美帆選手(4番)と佐藤綾乃選手(7番)がスピードアップをして、その二人を追いかけてくる選手を疲労させ、後ろにいる高木菜那選手(12番)を勝たせる作戦だと韓国の選手は判断したようです。
高木美帆選手(4番)と佐藤綾乃選手(7番)は、空気抵抗の負担を分散させるため、1周毎に先頭を入れ替わりながら、後続をどんどん引き離していきます。
韓国の3選手(11番、10番、8番)は、高木菜那選手(12番)をがっちりマーク。
先行する高木美帆選手(4番)と佐藤綾乃選手(7番)は、いずれ疲れて失速すると考えているようです。
高木菜那選手(12番)は、時折集団の先頭に出てペースを落ち着かせます。
レース終盤では、先頭の2選手(高木美帆選手、佐藤綾乃選手)と集団の差が1周近く開いて、集団の後ろに先頭の2選手が迫ってきています。
このマススタートという競技では、先頭の選手から周回遅れになった選手はその場で失格?(競技終了?)になります。
途中、カザフスタンの選手(5番)が周回遅れで失格(?)になりました。
この時点で、1位と2位は先行した日本選手(高木美帆選手、佐藤綾乃選手)でほぼ確定です。
韓国の選手も3位狙いに切り替えています。
最後は自力に勝る韓国のキム選手(8番)が抜け出し3位に入賞。
高木菜那選手(12番)の見事なアシストで高木美帆選手(4番)と佐藤綾乃選手(7番)が金・銀。
高木菜那選手(12番)はゴール入着は8番目でしたが、順位(ランク)は4位でした。
レースの着順(ランク)は中間スプリント(4、8、12周目)と最終スプリント(16周目)で得られるポイントで決定します。
中間スプリント(4,8,12周目)では、順位の先頭から3名が5、3、1ポイントを得ます。
最終スプリント(16周目)では、順位の先頭から3名が60、40、20ポイントを得ます。
中間スプリントで3回(4,8,12周目)とも1位の5ポイントを獲得したとしても15ポイントにしかなりません。
つまり、最終的な順位1位~3位までは最終スプリント(16周目)の入着順で決定します。
4位以降は入着順よりも中間スプリントのポイントが優先します。
今回のレースで4位以降で中間ポイントを得ていたのは、高木菜那選手(12番)2ポイントと韓国の選手1ポイントの2名だけ。
(ただし、1ポイントを得た韓国選手は最終的に周回遅れになったため、順位が付いておりません。)
1位の高木美帆選手(4番)と2位の佐藤綾乃選手(7番)。
日本の3選手の戦略とチームワークの勝利ですね。
会心のレースです。
日本の3選手のバックショット。
左から、高木美帆選手、高木菜那選手、佐藤綾乃選手。
約2週間前の韓国で開催されたプレ五輪大会のマススタートでは、妹の高木美帆選手がアシストに回って、姉の高木菜那選手に銀メダルを獲らせました。今回はそのお返しですね。
メダルを獲得した3選手。
左から、金髪が韓国のキム選手、真ん中立っているのが佐藤綾乃選手、右側座っているのが高木美帆選手。
韓国のキム選手と高木美帆選手は仲良しのようです。表彰式の前、美帆選手がキム選手の脇腹をコチョコチョして笑いあっていました。
ソウル日本大使館や釜山総領事館の慰安婦像のニュースを見聞きすると、何か少しいや~な気持ちになります。韓国の一部の人たちが強い反日感情を持っているのもわからなくはないです。でも美帆選手とキム選手の微笑ましい関係性を見ると少しほっとしました。
競技観戦後、シャトルバスでとかちプラザに戻ってきました。
ロビーではスピードスケート会場の様子が大型モニターで流れています。
スピードスケートのマススタート、初めて観ました。
観る側の立場だと、スピードスケートの長距離って正直あまり面白くないのですが、マススタートはとても面白かったです。
機会があったらまた見に行きます。
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それでは、したっけ!(⌒ー⌒)ノ~~~
【イベントの情報・札幌】
名称:第8回アジア冬季競技大会・開会式
会場:札幌ドーム
住所:北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地
交通:地下鉄東豊線「福住」駅下車3番出口徒歩10分
シャトルバス運行(有料):
地下鉄南北線「平岸」駅、真駒内」駅
地下鉄東西線「南郷18丁目」、「新さっぽろ駅」
JR線「白石」駅、「新札幌」駅
駐車場:
HP:https://sapporo2017.org/
【イベントの情報・帯広】
競技:スピードスケート
会場:帯広の森屋内スピードスケート場(明治北海道十勝オーバル)
住所:北海道帯広市南町南7線56番地7(帯広の森運動公園内)
交通:とかちプラザよりシャトルバス運行(無料):
駐車場:334台
HP:http://obihiro-foundation.jp/shisetsu/sportslist/oval