はいさい!ヽ(=´▽`=)ノ♪
たまたま、十勝牧場の前の道(道道123号)を通ったので、久々に白樺並木に立ち寄って写真を撮ってみました。
誰もいないだろうと思って行ったら、先客が2組、僕たちの後からもすぐに2組来ました。
ただの白樺並木なのですが、一応、十勝の景勝地の一つになっているので観光客っぽい人達が次々に訪れて写真を撮っています。
長さが1.3kmの真直ぐな白樺の並木道。夏も冬も絵になります。
映画やドラマのロケにも使われていおり、最近だと、NHK朝ドラの「マッサン」にも使われました。
「マッサン」の中では、日本ではなくスコットランドという設定で使われていました。
広大な十勝牧場の中には、いくつかの小河川が流れています。
代表的なのは、「パンケチン川」と「ペンケチン川」。
「パンケ」とはアイヌ語で「下」、「ペンケ」は「上」を表します。
この両河川は然別川の支流で、名前の通り「パンケチン川」は下流側、「ペンケチン川」は上流側で合流しています。
沖縄出身の女性二人組グループ「Kiroro(キロロ)」もアイヌ語ですね。
◇家畜改良センター十勝牧場
十勝牧場は、独立行政法人・家畜改良センターというだけあって、普通の牧場とはやや異なります。
ここには、肉牛、乳牛、馬、めん羊が飼育されてますが、優良な種雄の精液を販売しています。
人工授精用ですね。
僕の知っている所では、栃木県の乗馬クラブでも馬の精液を購入・空輸し、人工授精で元気な仔馬が生まれました。
◇サラブレッドは人工授精できない!
サラブレッドは”純血種”という意味で、世界的に自然交配しか認めていません。
かつ、第三者が父馬、母馬および交配行為を目視確認しており血統を保証しています。
サラブレットの仔馬は、セリや庭先取引で高額な金額(高い場合、数億円)が動きます。
買う側は仔馬の馬体も見ますが、それ以上に血統を重視します。
今の日本では、ディープインパクトの子馬が高額で取引されていますが、その仔馬が高額なのはディープインパクトの子供であることが第三者より保証されているからです。
ディープインパクトの種付け料は3000万円なので、子供たちはそれ以上の値段が付きます。
もし、サラブレットに人工授精を認めると、父親が不明になり”純血種”(サラブレット)と呼べなくなります。
ところが、最近、オーストラリアでサラブレットの人工授精を認めるよう裁判所に訴えた人がいます。
この人は、次のような主張をしています。
・今は、人工授精の技術が発達しているので、技術的には何の問題も無い
・今どき、人間ですら人工授精を行っているのに、サラブレットがダメなのは理解できない
・自然交配の場合、大切な種牡馬が牝馬に蹴られて大怪我をしたり、最悪、内臓破裂で死亡する場合もある
(実際に牝馬に蹴られて死亡した種牡馬がいます)
まぁ、言っていることは間違ってはいませんが・・・。
今は、牝馬を種牡馬のいるスタッドまで輸送しなければなりませんが、それも不要になりかなりのコスト削減にもなりますね。
ただ、もしオーストラリアだけ認めても、他の国々が認めなければ、国際的に締め出されてしまいます。
オーストラリアの馬が他の国で競走できなくなります。
いずれにしてもサラブレットの場合、誰の子供(両親)かを特定する仕組みが必要です。
DNA鑑定ですかね。
将来的にどうなるかわかりませんが、競馬会にとっては興味深い話題です。
それでは、したっけ!(⌒ー⌒)ノ~~~
【施設の情報】
名称:家畜改良センター十勝牧場 白樺並木
住所:北海道河東郡音更町駒場並木8-1
駐車場:あり
HP:http://www.nlbc.go.jp/tokachi/