ニーハオ!ヽ(=´▽`=)ノ♪
二度目の台湾、四日目の朝。
(自己診断の)エコノミー症候群により足が腫れて痛くてホテルで休養していたツレのT☆Nobuさん。
今朝の体調はいかがでしょうか?
明日は早朝出発の帰国日。
二度目の台湾旅行も観光出来るのは今日が最後です。
今日は、鄧麗君紀念公園に行ってテレサ・テンのお墓参りの予定ですが・・・。
ツレのT☆Nobuもテレサ・テンのお墓にだけは行きたいはず。
(僕)「足はどんな感じ?今日、行ける?」
(ツレ)「まだ腫れていて痛みもある・・・だけど行く!!」
「だけど行く!!」の言葉には彼女の強い意志と決意が感じられました。
今回の台湾旅行、ツレT☆Nobuの目的はテレサ・テンのみ。
それでは、アラ還夫婦で力を合わせてお墓参りに行ってみましょう。
ルートは、
『ホテル(タクシー)→雙連駅(MRT)→淡水駅(バス:皇冠北海岸線)→ 筠園(鄧麗君紀念公園)』
淡水駅から乗る皇冠北海岸線のバスは始発が9時ジャスト。その後は1時間おきに出ています。
まずはホテルで朝食。
相変わらずの動物性たんぱく質重視。
けしてブレません。
■淡水に向けてホテルを出発
朝食後は、最寄りのMRT雙連駅まで移動。
ホテルからは約500m。
徒歩で7分ほど、普段なら楽に歩ける距離ですが、今日は非常事態のためホテルのフロントにお願いしてタクシーを呼んでもらいました。
(僕)「タクシーを呼んでください」
(F:フロント)「どこまで行きますか?」
(僕)「MRTの雙連駅まで」
(F)「雙連駅は歩いていけます。7分です。」
(僕)「妻の足が痛いので」
(F)「お~ぅ!失礼したです。すぐ呼びますです」
※ここのホテルは日本語がほぼ通じます、です。
みたいなやり取りがあり、タクシーで雙連駅へ。
雙連駅入り口からは、階段をゆっくり下りて構内へ。
雙連駅から淡水駅までは16駅で約34分。
幸い車内は空いていたので座って行くことができました。
出典:Google Street View
※誤って僕が撮った写真の画像データを紛失、やむなくツレのスマホ写真とGoogleさんから借用、ごめんなさい。
淡水駅到着。
バスターミナルへ向かいます。
出典:Google Street View
バスターミナルでは路線毎に乗り場が分かれています。
ツレT☆Nobuをベンチで休ませ、皇冠北海岸線の乗り場を探します。
上の方ばかり見ていてなかなか皇冠北海岸線の乗り場を探せなかったのですが、歩道というか並ぶところの足元に路線名が書かれていました。
次の皇冠北海岸線の出発時刻は10時。
まだ少し時間があるのでバスターミナル内のコンビニで飲み物を調達。
しばらくすると、皇冠北海岸線乗り場に数人のお客さんらしき人々が並びだしたので、僕達もその列の後ろに並んでみます。
定刻の少し前に”皇冠北海岸線”と表示されたバスが入ってきました。
が、皇冠北海岸線の乗り場ではなく、別な路線の乗り場に停車。
皇冠北海岸線乗り場に並んでいたお客さんたちも、バスが停車した乗り場に足早に移動します。
バスはマイクロバスの大きさ。
台湾ではバスに乗るのも初めての経験です。
僕たちの前に並んでいた人たちの乗り方を観察すると、ほぼ皆さん悠遊カードをICカードリーダにかざしています。
僕たちも悠遊カードを運転手さんに見せて「悠遊カードですよ」アピールをすると、運転手さんはICカードリーダを指で示してくれて「ここにタッチしなさい」的な雰囲気を醸し出してくれます。
そんな感じで、無事バスに乗車できました。
小さなマイクロバスですが、座席は7割くらい埋まっています。
中には、悠遊カードではなく「1日乗車券」みたいな券を購入している旅行者(バックパッカー)もいます。
僕たち以外は皆さん台湾の人っぽいです。
地元のおばちゃんも数人のっていますが、多くは、台湾国内の旅行者のようです。
■淡水からテレサ・テンのお墓がある鄧麗君紀念公園へ
さて、次は鄧麗君紀念公園があるバス停で降りれるかどうか。
バス停の名前は”筠園”。
テレサ・テンの中国圏での芸名は”鄧麗君”ですが、本名は”鄧麗筠”。
本名から1文字を取ってバス停の名前になっています。
一応、運転手さんはバス停が近づくとバス停の名前をアナウンスしてくれるのですが、中国語なので何と言っているのかさっぱり分かりません。
やはり、ここでも頼りになるのはGoogleMap。
皇冠北海岸線は路線名の通り、台湾北側の海岸線を走るルートです。
時折、海も見えます。
この日はあいにくの小雨模様で空も曇っており、海の色も暗いけど、晴れの日はきっと綺麗かと思われます。
筠園に近づいてきてバス停がアナウンスされたので、降車ブザーを押します。
筠園で降りたのは僕達ふたりだけ。
降りるときも悠遊カードをICカードリーダにタッチ、運転手さんが優しく「オーケー」と言ってくれます。
鄧麗君紀念公園、無事到着。
が、筠園のバス停には時刻表が見当たりません。
これでは、淡水に戻るバスがいつくるのか分かりません。
テレサ・テンのお墓は、バス停に近い所にあるのですぐに発見できました。
帰りのバスの心配をしながらも、テレサ・テンのお墓参りをします。(ツレが)
少しテンションが上がり気味です。(ツレが)
ここ鄧麗君紀念公園は、金宝山景観墓園(いわゆる墓地)の一角にあり、”公園”と言うほど広くはありません。
”猫のひたい”よりは広いですが、皆さんのお家の近所のちびっこ公園くらいの広さです。
テレサ・テンのお墓付近でぶらぶらしていると、先ほど降りたバス停にバスがやってきました。
先ほど僕たちがバスから降りてからまだ15分くらいしか経過していません。
淡水発の往路のバスは1時間後のはずなので、このバスが復路・淡水行きのバスです。
ということは、復路も1時間毎にバスが来ると思われるので、次の淡水行きはあと1時間後。
テレサ・テンのお墓だけで1時間もの時間つぶすのは無理です。
何かないかと周りを見渡すと、約300mほど離れた所に金宝山景観墓園の管理棟のような建物を発見。
少し歩いて行ってみることにします。
この建物の中にテレサ・テンのグッズを販売している売店がありました。
色々物色した結果、テレサ・テンの本(?)を購入。
写真が多く載っていますが、結構文章も書かれているので、写真集ではありません。
売店のスタッフは、お姉さん(アラサー?)がひとりだけ。
(僕)「これください」(日本語)
(お姉さん)「ナンチャラカンチャラ」(中国語)
(僕)「えっ?何?」
(ツレ)「”本の中の文字が中国語だけどいいのか?”って言っているよ」
(僕)「オーケー」
という感じで無事、本をお買い上げ。
(僕)「なんで中国語が分かったの?」とツレに聞くと
(ツレ)「何となく・・・」だそうです。
台湾に来た初日の夜、寧夏夜市で牛肉麺のお店に入ろうとした時も同じようなことがありました。
お店の外に何人か並んでいたので、その列に並んで待っていると、僕達の前に並んでいる人たちはお店のメニューを手渡されて持っていました。
僕もお店のスタッフに
(僕)「メニューくださ~い」(日本語)(前に並んでいる人のメニューを指さしながら)
(スタッフ)「ナンチャラカンチャラ」(中国語)
(僕)「えっ?何?」
(ツレ)「”麺を食べるのか?肉を食べるのか?”って言っているよ」
(僕)「麺」(日本語)
(スタッフ)「ナンチャラカンチャラ」(中国語)
(僕)「えっ?」
(ツレ)「”この列は肉の人、麺の人は店に入っていいよ”って言っているよ」
と言うことで、なぜか中国語が”何となく”理解できてしまうツレのおかげで、肉の列に並ばずお店に入ることができました。
このように意外な特殊能力を持っていることが判明したツレですが、残念なことに日本語はあまり得意ではありません。
天はニ物を与えず。
そんなこんなで、ツレの中国語理解力の話で盛り上がりながら、バスに乗って淡水まで戻ってくることができました。
■淡水でランチ
お腹が空いてきたので、淡水駅前のマクドナルドでランチ。
マクドナルドは写真付きのメニューを指さし注文して、1(ワン)とか2(ツー)とか言えば通じるので楽です。
(スタッフ)「ナンチャラカンチャラ」(中国語)
(ツレ)「”店で食べるか?持ち帰るか?”って言っているよ」
(僕)「ここで食べます」(あくまでも日本語)
どの国のマクドナルドも最初の言葉は共通だね。
(スタッフ)「ナンチャラカンチャラ」(中国語)
(ツレ)「”座って待ってて、出来たら持っていく”って言っているよ」
(僕)「了解」(かたくななまでに日本語)
■ホテルにもどる
淡水でハンバーガーを食べたあと、
『淡水駅(MRT)→雙連駅(タクシー)→ホテル』
のルートで戻ります。
しかし、帰りのタクシーでひと悶着。
雙連駅で客待ちしていたタクシーに乗り、ホテルの名前(”台北城大飯店”)を書いたメモを運転手さんに渡します。
運転手さんは「OK」と言って走り出します。
でも方向が真逆。
どこかでUターンするのかと思い様子をうかがっていましたが、どんどん目的地のホテルから離れていきます。
(運転手)「Can You Speak English?」
(僕)「のー、あいきゃん、のっと、すぴーく、いんぐりっしゅ」
(万が一、ぼくが英語を喋れたとしても、のんきに日本人観光客と雑談をしている場合じゃないんだよー)
しびれをきらしてスマホを取り出し、GoogleMapを起動。
後部座席から運転手さんにスマホを見せて、
(僕)「違う、逆、りたーん!ばっく!」
(運転手)「OK,OK」とか言いながら戻る気配なし。
目的地からはどんどん離れていきます。
(僕)「すとっぷ!ここで降りる!げっとだうん!」
(運転手)「All right!(大丈夫、心配するな)」とか言いながらまったく停まる気配なし。
結局、運転手さんが思っていた”台北城大飯店”に到着。
(運転手)「here(ここだろ)」と得意気の笑顔。
違うよ。なんで得意気な笑顔なんだよ。その自信はどこからくるんだよ。(涙)
(僕)「だからさっきから違うって言ってるべさ。とっとと雙連駅に戻りなさいよ、まったくー」(GoogleMapを指さしながら完全に日本語)
(運転手)「Is it different?(あれ?違うのか?)」みたいにとぼけやがる。
結局「ごー、すとれーと」、「たーん、らいと」などど言いながら道順を支持してあげてやっと到着。
夕食は、カルフール(家楽福)重慶店の1階レストラン街で日本的なラーメン。
■五日目(日本に帰国)
五日目は移動のみ、早朝の便で日本に帰国します。
朝食もレストランがまだ開いていないので、ランチボックスの中にサンドウィッチとリンゴ丸ごと1個と紙パックのジュース。
復路で利用したエバー航空の搭乗便はサンリオのキャラクター機。
機内食もサンリオキャラ。
エバー航空はサンリオと業務提携を行っているようです。
サンリオと言えばピューロランド。
オープンした頃、子供たちを連れて行った記憶があります。
当時、入口を入るとキティちゃんの着ぐるみを着た人(つまり、キティちゃん)が出迎えてくれたのですが、着ぐるみキティちゃんのあまりのデカさに下の子(3歳?)が泣き出した記憶があります。
キティちゃんがかわいいのは2等身だからであって、身長2メートル6等身だと大人の僕が見ても少し不気味。
その後ピューロランドがどうなったのか、心配になって少し調べたら、
1990年開園以来20年以上に渡り赤字経営でした。(予想通り、涙)
が、なんと2013年度から黒字化、近年になって入場者数も少しづつ増加しているようです。
さらにNPO法人地域活性化支援センターが展開している「恋人の聖地プロジェクト」にもサンリオピューロランドが選ばれています。
あのキティちゃんの着ぐるみは、かわいくなったでしょうか?
(怖い物見たさで、もう一度見てみたい。)
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それでは、再見(ザイジェン)!(⌒ー⌒)ノ~~~
【鄧麗君紀念公園】
住所:新北市金山區西勢湖18號
営業時間:8:00~17:00
HP: