ニーハオ!ヽ(=´▽`=)ノ♪
おはようございます!二度目の台湾、二日目の朝です。
なんと、昨夜はツレのT☆Nobuの足が腫れて歩けない状態に。
何とか彼女の”不屈の精神”・”あきらめない心”・”負けじ魂”でホテルまでは戻ってきましたが・・・。
今朝は朝食会場の二階レストランまでも行けないくらい悪い状態です。
今日はオプションで申し込んだ”台北市内1日観光ツアー”の日。
このツアーには国立故宮博物院観光が含まれているので、僕としては是非とも参加したいところ。
巡るコースは「龍山寺→総統府(車内から見るだけ)→中正紀念堂→迪化街→忠烈祠→台北グランドホテル(昼食)→国立故宮博物院→エバーリッチ免税店」と盛りだくさん、歩く距離も多そうです。
とてもじゃないがツレT☆Nobuの足の状態では無理。
残念ですが、ツレT☆Nobuにはホテルの部屋でゆっくり休養してもらい、今日は僕一人でツアーに参加することにしました。
※後に帰国してからツレT☆Nobuから「海外のホテルで心細いのに、ひとり置き去りにされた!この薄情もの~!!・・・このハゲェ~~! 違うだろぉ!違うだろぉ!違うだろぉ!」と罵倒されまくります。
宿泊している台北シティホテルは、4つ星ホテル(≒やや高級)に分類されています。
お部屋に関してはそれなりだと思いますが、朝食は料理の種類が少なくやや残念な感じです。
でも朝から馬鹿みたいに食べるわけでもないのでそれほど不満はありません。
8時30分にツアーのバスがホテルまで迎えにきてくれます。
ガイドさんはJTB入社10年目の”リキ”さん。
ツアー客は僕も含めて日本人9名。少人数なのでガイドさんの説明も聞き取りやすそうです。
■龍山寺でおみくじを引いてみた
最初の観光スポットは「龍山寺」。
台北で最も歴史のあるお寺で台北市内に人たちだけでなく台湾各地からわざわざ参拝に来るそうです。
ご本尊は聖観世音菩薩(観音さま)。
中殿に祀られているのは仏教の神様。
仏教の場合、”神様”とは言わないですね。失礼しました”仏様”です。
(いや待てよ、観音さまの場合は仏様の一種なのか?それとも、観音さまは、仏様とは異なる独立した存在なのか?まぁ何でもいいか?)
中殿の後ろの後殿に祀られているのは道教の神様だそうです。
学問の神様(文昌帝君)、子宝の神様(註生娘娘)、恋愛の神様(月老神君)など多くの神様が祀られています。
キリスト教やイスラム教の一神教の宗教を信じている人たちからすると、自分たちの神こそがが”唯一の神”だと思っちゃっているから、ここ龍山寺のようにたくさんの神様がいることは許しがたいのかもしれませんね。
そもそも一神教の人たちは、他宗教の神社仏閣教会モスクには来ないか?
良縁・縁結びの神様です。
この神様は女性に人気があるようでとても込み合っています。
台湾の人は信心深い方が多いです。
真剣にお祈りしていてちょっと圧倒されます。
僕みたいに、おちゃらけた人が安易に来てはいけない場所なのかもしれません。
■おみくじの引き方にはお作法がありますよ
台湾のおみくじには、おみくじを引く人のお願い事に対する仏神からの答えが書いてあります。
台湾でおみくじを引くには作法があります。
(ツアーガイドのリキさんに教わりました)
(1)最初におみくじを引いて良いかどうかお伺いをたてる。
・三日月型の赤い木(下の写真)2個(1対)を両手ではさむ。
・住所、氏名、生年月日、お願い事を唱えて赤い木2個を足元に投げる。
・1つが表、もう一つが裏が出ればおみくじを引くことができます。
(どちらが「表」かは分かりませんでした・・・)
・「表と表」、「裏と裏」の組み合わせの場合は、もう一度、住所、氏名、生年月日、お願い事を唱えるところからやり直します。
・3回までチャレンジができます。3回とも「表と裏」の組み合わせが出なかった場合”今は神様にお伺いを立てる時ではない”ので今回おみくじを引くのはあきらめてください。
(2)「表と裏」の組み合わせが出たら近くにある竹のおみくじ棒を引きます。
おみくじ棒は花瓶のようなものに指してあるだけなので、一度ジャラジャラと混ぜるような行為を行った方がよいようです。
(3)おみくじ棒を引いたら、お賽銭箱にお賽銭を入れます。
金額は自由です。
おみくじ棒の先に数字が書いてあるので、その数字が書いてあるおみくじ箱からおみくじの紙を1枚もらいます。
基本的には、漢字(たぶん中国語?)で書かれているので何が書いてあるかは分かりません。
ただし、日本と似たような感じで、「大吉」、「上上」、「上」、「中下」、「下下」などの文字が書かれています。
おみくじを引いたツアーの人たちは添乗員さんに翻訳してもらっています。
僕の場合は、神様とあまり親しくないというか、残念ながらまだお会いしたことがない。
そんな見ず知らず僕なんかが恐れ多くも神様であらせられるお方に願い事をするなんて100万年早いような気がして・・・うっかり何もお願い事をしないでおみくじを引いてしまったら、なぜか”大吉”が出てしまいした。
せっかくの”大吉”なので、遅ればせながら”ツレT☆Nobuの足が良くなりますよ~に♪”と心の中でお願いしてみましたが後付けのお願いではだめでしょうか?・・・だめでしょうね。
今度、神様に何かお願いするときは朝まで飲み明かして、もう少し仲良くなってからにします。
■中正紀念堂の衛兵交代式を観たよ
総統府はバスの車内からチラッと見ただけ、そのまま中正紀念堂に向かいます。
中正紀念堂は蒋介石の死去に際し、哀悼の意を表すことを目的とした紀念堂。
”中正”は蒋介石の字(あざな)です。
字(あざな)とは呼び名のようなもの。
例えば、三国志の「諸葛亮孔明」の場合、諸葛(姓)+亮(名)+孔明(字)となります。
おそらく上司の劉備(字は玄徳)からは”孔明”と呼ばれていたことでしょう。
蒋(姓)介石(名)中正(字)さんも上司の孫文さんや仲間からは”中正”と呼ばれていたと思われます。
ツアーガイドさんは「みなさん蒋介石を知っていますか?蒋介石といっても”石”じゃないよ!」と石じゃないことを何度も繰り返しています。
何かちょっと”石じゃないよ”のリフレインが気になります。
このツアーガイドさん、いつもの鉄板ギャグが受けなかったので、笑ってもらえるまで何度も繰り返したという感じでもなく、何となく蒋介石さんの事があまり好きじゃないような印象。
なぜでしょう???
あたかも欅坂46 『サイレントマジョリティー』の如く、一糸乱れぬ統率された動き。
見事です。
でもちょっとズボンの裾、短くないですか?流行り?
ガイドさんおすすめの構図らしいです。
同じ敷地内にある”健康歩道”に連れられてきました。
この健康歩道、足つぼに効くらしいです。
ツアー客の皆さん、えらく痛がっていました。
どこか体に悪い箇所があると痛いらしいです。
僕も調子に乗って健康歩道を歩いてみたところ・・・おっ!痛くない。
と言うことは、僕は健康と言うことですか?(×、ブッブー!)
それとも、単に足裏の感覚が鈍感なだけ? (〇、ハイ正解!)
■迪化街の永楽市場
迪化街(てきかがい)は歴史のある問屋街、おもむきのある建物が多く残っています。
条例により勝手に建て替えることが出来ないらしく、渋くて素敵な建築物が保護されています。
バスを降りると今度は、永楽市場に連れていかれました。
(なんか迷惑っぽい表現)
2階に上がると布?生地?の小さなお店がビッシリ詰まっています。
生地の壁に囲まれた迷路、自分が今どこにいるのか全くわかりません。
ガイドさんとはぐれないようピッタリとマークしてついていきます。
お裁縫好きにはたまらない天国のような市場です。多種多様な素材・デザイン、色とりどり美しい生地が天井高く積まれています。
ガイドさん(女性)はなかなかの俊足、アラフォー(推定)とは思えない見事なフットワークで躊躇なくズンズンと狭い迷路の中を突き進んでいきます。
ツアー客9人は、その後ろをまるでドラクエ3のパーティのように隊列を崩さず必死についていきます。
迷路の中を歩き回る事15分、やっと出口にたどり着きました。
人数確認をします、1、2、3・・・9人。
やったー!みんな無事です!!
みなさん息づかいが荒く心拍数が上がっているようですが、誰一人脱落することなく生還することができました。イェーイ!
生きて帰るのが精いっぱいで、迷路と生地の写真をとる余裕はありませんでした。
■台北霞海城隍廟の月下老人
ここも色々な神様が祀られているようですが、中でも有名なのは”月下老人”。
本日、お二人目の縁結びの神様です。
龍山寺の月老神君とこちらの月下老人は同じ神様のようです。
台湾のWEBサイトで主催した”縁結びの神様”ランキングで堂々の1位が龍山寺の月老神君、2位が台北霞海城隍廟の月下老人だそうです。
月下老人は右手に杖、左手に婚姻簿を持っていて、この婚姻簿には誰と誰が結婚するかが書いてあるらしいです。
未婚の方でしたら、誰と結婚するのか気になりますね。
しかしながら、わざわざ日本人が台北まで来なきゃならないのか?
いやいや、地元北海道にも縁結びの神様は居るでしょ、きっと。
と思って調べたら、いました。
ひとつ目は、”北海道神宮”(札幌市中央区)、ここは縁結びに限らず万能タイプの神社でどんな願い事も聞いてもらえそうです。
もう一つは、”西野神社”(札幌市西区)、2011年9月にコンサートツアー中の福山雅治さんも訪れたことがある神社だそうです。西野神社には「えんみくじ」というものがあるらしいので、人生の目標は”結婚だ!”と思っている方は、一度行ってみるのもいいかもしれませんね。
台北霞海城隍廟の前にいる獅子(日本だと狛犬、沖縄だとシーサー?)。
口の中に野球ボール大の石の玉が入っています。
この石の玉は獅子の口の中でコロコロ動くのですが、通常は口の開口サイズよりも玉の方が大きいので外に取り出すことができません。
しかし、獅子の口の中に手を入れて、玉をコロコロしていると、摩擦によって玉が徐々に小さくなり、いずれ口の中から取り出すことができるそうです。この口の中から玉を取り出した人には”とてつもない幸運”が舞い込むとのこと。
(ツアーガイドさん曰く)
ツアーガイドさん、ここに来るたび、獅子の口の中に手を入れてコロコロして玉を小さくしているそうです。取り出せるまでにどれくらいの年月が必要でしょうか?
いつか取り出せるといいですね。ガンバレ!
■花旗坊のカラスミ
ここ迪化街は、お茶、からすみ、つばめの巣、ドライフルーツなどを売っているお店がたくさんあります。
中でも”花旗坊”は有名らしくガイドさんに連れてこられました。
日本のTV番組”おじゃマップ”も訪れたことがあるようです。
”花旗坊”でカラスミの試食およびお茶の試飲後、30分ほど自由時間。
古い建物をリノベーションしたカフェ。
台湾はノーリードのワンちゃんが多いです。
が、何故かどの子も穏やかな良い子ばかり。
■恋みくじミルクティー
ミルクティーの自動販売機です。
上の列(白キャップで赤と水色のラベル)が”恋みくじ用ミルクティー”。
下の列(黒キャップ)は何味が出てくるかわからない”色んな味のミルクティー”。
僕も1本買ってみました。
アラ還のオジーは”恋みくじ”という年頃ではないので、”色んな味のミルクティー”の方を購入。
出てきたのは”抹茶味”、美味ではないが、まぁ飲めないことはない。
ここの自販機、午後には売り切れてしまうくらい人気だそうです。
それにしても、台湾の人はどれだけ”おみくじ”や”占い”が好きなのでしょうか?
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それでは、再見(ザイジェン)!(⌒ー⌒)ノ~~~
【龍山寺】
住所:台北市広州街211號
営業時間:6:00~22:00
休業日:無休
HP:http://www.lungshan.org.tw/jp/index.php
【中正紀念堂】
住所:台北市中山南路21號
営業時間:紀念堂9:00~18:00
休業日:無休
衛兵交代時間:9:00、10:00・・・17:00(1時間毎)
HP:http://www.cksmh.gov.tw/
【永楽市場】
住所:台北市迪化街一段21號
営業時間:8:00~18:30
休業日:日曜、祝日、旧正月、他不定休
HP:https://sites.google.com/site/ylfabricmarket/
【台北霞海城隍廟】
住所:台北市迪化街一段61号
営業時間:午前6:16~午後7:47(微妙に細かい)
休業日:年中無休
HP:https://sites.google.com/site/ylfabricmarket/
【花旗坊】
住所:台北市迪化街一段70號
営業時間:?
休業日:?
HP:http://www.hq70.com.tw/
Facebook:https://www.facebook.com/ishophq70/